身体能力の強化が競技力のレベルアップにつながる土台となる
アスリートにとって最大の目標は「競技で勝つこと」。勝つためには、その競技における「パフォーマンスを高めること」が必要です。 パフォーマンスに大きく影響を及ぼす要素として、アスリート自身の「身体能力」があり、いかにこの身体能力を強化できるのかがアスリートが取り組むべき課題の一 つとなります。つまり、基礎体力となる筋力や持久力、スピードなどを高めることができれば、それぞれの競技に必要な新しい技術が習得できたりよりレベルの高い 戦術を展開できたりする可能性が高まり、結果として「パフォーマンスがアップ」し、競技で勝つことができます。
身体能力の強化に栄養だけでは意味がない!
~フィジカルトレーニングと栄養の連携が必要~
パフォーマンスの土台となる身体を作り上げていくためには、右図のように「運動/トレーニング」「食事/栄養」「休息/睡眠」の3つが必要不可欠です。 特に、運動/トレーニングだけ、栄養だけをバラバラに行っていても、残念ながらからだ作りを効率よく行うことはできません。 競技力向上に向けたトレーニングの目標を明確にし、日々のトレーニングを積み重ねていくと同時に、トレーニングで消費されるエネルギーを補うだけでなく、トレーニング効果を高めて早期リカバリーを実現するために、毎日の食事を戦略的に行うことが大切です。
トレーニング計画を考慮した食事計画の実践のためにも、からだ作りの専門家である「フィジカルトレーニングコーチ」と「公認スポーツ栄養士」が密な連携をとり、アスリートサポートを行う必要があると考えます。そこで、plus Nでは、フィジカルトレーニングサポート事業団体「UNIT」と連携をとり、アスリートの個々の目的に合わせてフィジカルトレーニングと栄養の両面から、公認スポーツ栄養士によるマルチサポートを提案しています。
フィジカルトレーニングサポート事業団体「UNIT」とは?
Unitでは体力トレーニングを専門とする「フィジカルトレーニングコーチ」が、アスリートに合わせた体力トレー ニング指導、トレーニングプログラムの提供はもちろん、血中乳酸値を利用したトレーニングを提供していま す。Unit代表である澤野博氏は、NSCA(全米ストレングス&コンディショニング協会)の特別認定ストレングス &コンディショニングスペシャリストCSCS,*Dの資格を持っています。この資格は2016年時点にて日本国内 で57名のみとなり、CSCS取得者は1500名、特定非営利活動法人NSCAジャパン(NSCAの日本支部)の 会員数が約6000名いることから、こちらも希少性の高い資格と言えます。
- 代表
- 澤野 博
- 主な経歴
- 日本体育大学卒。
スポーツ関連イベント会社に就職後、血中乳酸について学ぶためヨーロッパへ留学。
そこでそれを学ぶと同時に、オリンピック金メダリストを含む、様々なスポーツの世界トップレベル競技者の体力トレーニング管理を行う。
帰国後、ユニットを設立。その後、日本医学技術専門学校へ入学し、医療の面から見た生化学、生理学、解剖学、病理学などをより深く学ぶ。
卒業後に国家資格である臨床検査技師に合格。現在までに、20種類以上のスポーツで、様々な競技レベルの競技者に対して、
体力測定や体力トレーニング指導を行う。
専門誌での連載、トレーニング指導者団体での講演、JOCや国際競技団体など各種団体による海外国際大会への派遣などの経験もある。 - 保有資格
- NSCA*D/臨床検査技師
- 所属学会及び要職
- NSCAジャパン 南関東アシスタント地域ディレクター/NSCAジャパン 広報委員会委員
- 実践例
- 日本体育大学学友会スキー部様
約10年以上、フィジカルトレーニングをUNITが、栄養サポートをplus Nが担当しています。
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栄養サポートの様子(動画)
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フィジカルトレーニングの様子(動画)
引用・参考
清野隼、塚本咲翔 、パフォーマンスを高めるためのアスリートの栄養学、株式会社ナツメ、2018年7月初版、7-19ページ